走水神社(はしりみずじんじゃ)
■住所:横須賀市走水 地図
■公式HP; こちら
■創建; 不詳
■本殿の様式;
■例祭; 10月15日
■御祭神; 日本武尊(やまとたけるのみこと)、弟橘姫命(おとたちばなひめ)
写真
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■雑感
この日は激しい雨だった為、一度は翌日の早朝参拝にしようかと考えたが、到着するころには有り難くも雨が止んでいた。境内駐車場へは少し細い道を上るが普通車ならば問題なし。いつも通り、一旦鳥居まで戻って参拝させて頂く。手水舎で身を清め、拝殿へは少し階段を上る。その先数十メートル更に上ると神明社の鳥居がある。少し上がると、古代稲荷社後があり、ここに来た瞬間に、強烈な見えない力に体が反応した様に思う。
記紀の中では非常に有名な場面だけあって、弟橘姫命(おとたちばなひめ)に心を寄せる人は多く、そういう私もこの神話には強く心を惹かれている。この日は風も強く、海ではウサギが飛び跳ねているようなシケになっていた。まるで、神話の記述にある様な情景だった。荒れた海を、見晴らし台から眺めた時には、完全に神話の世界に惹き込まれていた。心は、1900年程前にタイムスリップした様で、頭の中は想像力が最高潮となっていた。この時ばかりは、この日の天候に、心から感謝した。
手水舎の横に、御砂倉と書かれた白砂の納められた場所がある。この白砂は走水神社に弟橘姫命(おとたちばなひめ)の社であった橘神社が合祀される以前(1883年)に、橘神社があった御所ヶ崎海岸から運んできたものだという。少量の持ち帰りが許されるということなので、謹んで小さじ一杯程を頂くことにした。
境内には明治四十三年建立、時代こそ新しいが『弟橘媛命の記念碑』があり、弟橘姫命の今際の御歌が刻まれている。
さねさしさがむのをぬにもゆるひの
ほなかにたちてとひしきみはも
勲一等昌子内親王書
こちらの記念碑にも、心を揺さぶられてしまった。
境内
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別宮: 弟橘媛命に殉じた侍女を祀る |
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水神社; 河童大明神 |
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稲荷神社; |
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古代稲荷社後 | |
三社; 須賀神社・神明社・諏訪神社 |