一宮淺間神社(いちみやあさまじんじゃ)
■住所:山梨県西八代郡市川三郷町高田 地図
■創建; 景行天皇年間
■本殿の様式; 三間社流造銅板葺
■例祭; 11月3日
■御祭神; 木花咲耶姫命 (このはなのさくやひめのみこと)
相殿; 瓊瓊杵命 (ににぎのみこと)、彦火火出見命 (ひこほほでみのみこと)、事解男命(ことさかのをのみこと)、速玉男命(はやたまおのみこと)、伊邪那美命(いざなみのみこと)
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■雑感
静寂な神々しい赤松の大樹に囲まれた正体山に鎮座する。
歴史は古く景行天皇の時代に創建となっていることから、日本武尊(やまとたけるのみこと)の東征の折、酒折宮に立ち寄られた時にこちらにも出向いてきたことと思われる。
言い伝えによると、平安時代、貞観6年(864年)富士山が噴火した時、木花咲耶姫命(このはなのさくやひめのみこと)が女神や武士と共に北西の方角に逃げられ難を逃れ小高い山を宿にされた。
また、『景行天皇の時、富士山の亥の方角にあたり、浅間大神、その山に出現、光彩を発し給う、この山に大神を祀り正体山と称す』とある。それ以降この小高い山を正体山と言うようになった。さらに、この丘を高天原とも呼んでいる。
境内には痘済神社があり、子供の流行病の疱瘡を治してくれる神様が祀られており、子供の健全な成長を祈願されている。なお、とうろぶつさんの神様が祀られており、御神体を持ち上げた時の感じる重さで願い事の成就、不成就を占うことが出来る。
■浅間神社;延喜式神名帳・論社・山梨県