春日神社(かすがじんじゃ)
■住所:新潟県上越市本町 地図
■創建;天徳2年(958)
■本殿の様式; 流造り
■例祭; 五月四日
■御祭神; 天児屋根命(あめのこやねのみこと)・武甕槌命(たけみかづちのみこと)・経津主命(ふつぬしのみこと)・比売神(ひめおおかみ)
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■雑感
趣きのある杉並木が続く。途中右手に見える摂社の厳島神社は立ち入り禁止となっていたが、こちらもとても趣きを感じる。とても気持ちが良い。そして階段を上がり境内へ。境内は美しく手入れがなされ、清らかな風が吹き抜けていた。社殿も温かでゆったりとした印象を醸しだしている。春日山城の鬼門を守護した風格を、今にとどめると感じた。
春日神社入り口 案内板より;
春日山の名前は、奈良の春日社を山上に勧請したことに由来します。社伝では、天徳2(958)年と伝えられており、春日山城の築城の時、ここに鎮座して鬼門(北東)を守護したと言われています。平氏の流れをくむ長尾景虎(謙信)は、藤原氏の流れをくむ上杉氏を相続して、名実ともに越後の太守となりますが、春日社は藤原氏の氏神にほかなりません。
春日山城は非常時の防御施設としてだけでなく謙信の代に居城となり、政治の拠点として特異な変遷をたどります。謙信は、氏神であり春日明神の加護を受けながら、戦国の世に覇を唱えたのです。
境内社 |
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厳島神社 |
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