浅間神社(あさまじんじゃ)
■住所:山梨県笛吹市一宮町一宮 地図
■創建; 貞観7年(865年)
■本殿の様式; 流造
■例祭; 4月15日 大神幸祭、通称=おみゆきさん
■御祭神; 木花開那姫命(このはなのさくやびめのみこと)
写真
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■雑感
甲斐國一之宮。
『延喜式神名帳』で名神大社「甲斐国八代郡 浅間神社」の論社の一社 、他に河口浅間神社、一宮浅間神社がある。
さて、参拝した日は早朝ということで巫女さんが境内の掃除をしていた。御挨拶を交わし拝殿へ。随所に子宝・夫婦円満を象徴する石が祀られている。本殿横には十二支や祓詞を唱える場所などがあり、神社関係者の想いに感心する。参拝が終わりかえるころになると多くの参拝者により賑わっていた。
■浅間神社;延喜式神名帳・論社・山梨県
追記;
前回訪れる事の出来なかった、浅間神社の元宮となる山宮神社に参拝することが出来た。現在は境外摂社となっており、現浅間神社から南東2km程、釈迦堂遺跡近くの山間に位置する。神社へは鳥居手間に車を止め、動物除けのゲートを通り参道を進む。辺りは樹木が生い茂り厳かな社叢を造りだしている。数百メートルの参道を進むと拝殿が現れ、春日造りの本殿が現れる。その本殿裏には立派な夫婦杉がある。御祭神は、木花開那姫命の父と夫二人をお祀りしている。
■山宮神社;鎮座地についての雑感はこちら
摂社
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御神木;夫婦杉 |
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境内社 |
末社-境内社
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護国社 | |
七社 |
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神明社 | |
真貞社 - 伴真貞 | |
末社-境外社 |
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天神社 |
ある時、石和温泉病院へ用事があり3Fの窓から山を眺めていた。
摂社;山宮神社へ参拝することを考えていたのだが、一宮浅間神社の方角を眺めているとあることに気が付いた。
全景画像の中心、山の手前にあるのが現在の一宮浅間神社である。そして、その奥に大久保山と蜂城山に挟まれた谷に鎮座するのが山宮神社となる。
この景色を眺めていたら、まるで大久保山と蜂城山が狛犬の役割を果たし、背後の達沢山が御神体に見えてきた。
これは偶然ではなく、浅間神社は富士山の噴火を鎮火させる為にお祀りしだしたもの、この場所はほぼ富士山の磁北に当る為、昔の人は自然の地形を利用した広大な神域を築こうとしたのではないだろうか?
全景
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上記の画像に輪郭 |
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